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概要:中国最大の半導体メーカー、中芯国際集成電路製造(SMIC)はスマートフォン市場の回復にはまだあと1年かかるとして、地政学的緊張で世界の半導体生産能力の深刻なだぶつきに拍車がかかっていると警告した。
2023年11月10日 16:14 JST
7-9月売上高は15%減、純利益は80%減-いずれも予想下回る
ここ数年の新たな生産能力を消化するには時間がかかる-共同CEO
中国最大の半導体メーカー、中芯国際集成電路製造(SMIC)はスマートフォン市場の回復にはまだあと1年かかるとして、地政学的緊張で世界の半導体生産能力の深刻なだぶつきに拍車がかかっていると警告した。
同社の見通しは、モバイル需要が近く底を打つとみる韓国のサムスン電子や台湾積体電路製造(TSMC)の楽観的なコメントとは対照的だ。
SMICが9日発表した7-9月(第3四半期)決算は3四半期連続の減収となった。深刻な不況と、中国テクノロジーセクターを狙った米政府の対中規制強化が背景にあり、同社の半導体が搭載された華為技術(ファーウェイ)製最新スマホの予想外の人気で販売減を穴埋めできると期待していた投資家の失望を招いた。
中国政府は米国発のイノベーション(技術革新)への依存を減らし、世界トップクラスのハイテク産業を国内に築き上げることを目指しており、SMICはその中核企業の1社として注目されている。ファーウェイの最新スマホ「Mate 60 Pro」にはSMICが製造した回路線幅7ナノメートルのプロセッサーが採用されている。
SMIC幹部は決算発表後の記者会見で、政治的対立がいかに半導体を自国内で製造する各国の動きを強めたかに言及。具体的な国名には触れなかったが、米国や中国、日本、欧州などは自国での生産拡大に向けインセンティブを提供している。
SMICの株価は10日の香港市場で一時9%安。7-9月期の売上高は前年同期比15%減の16億2000万ドル(約2450億円)と、予想に届かなかった。純利益も予想を下回り、80%減の9400万ドル。
趙海軍共同最高経営責任者(CEO)は電話会見でアナリストに対し、「世界的に見て過剰な生産能力となりそうだ。ここ数年間に構築された新たな生産能力を消化するにはかなりの時間がかかるだろう」と述べた。
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