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概要:28日の市場では、英国債を中心に世界的に債券が下落。金融引き締めが長期化するとの見方を、世界の投資家が甘受しつつある。
英10年債利回りは一時20bp上昇、約1年ぶりの大きな上昇幅
金融引き締めの長期化、高水準の供給見通しで債券の魅力低下
この動きは、今月に入り加速した急激なリプライシングの一環だ。今年の市場で好まれていた債券トレーディングの一つが、手痛い目に遭っている。
トレーダーらは景気の急減速に対するヘッジとして、長期債に多額の資金を投じていた。だが、高インフレを持続させかねない原油高などの逆風が吹きつけ、長期債投資の妙味は薄れている。
サクソ銀行のストラテジスト、アルテア・スピノッツィ氏は英国債の売りについて、「金利をしばらく高止まりさせることが政策当局者の視野に入っているのは明らかだ」と指摘した。
市場は債券供給の増加にも直面している。欧州では、欧州中央銀行(ECB)がバランスシートに抱える債券の売却を加速させる可能性がある一方、政府も景気が減速し始める中で支出を支えるため高水準の債券発行を続けると見込まれる。
先進国市場のうち金融緩和を最後まで続けている日本の国債利回りすら、動きつつある。金利を低水準に維持する日銀の能力を投資家が試す中、28日に新発20年物の日本国債利回りは2014年以来の高水準を付けた。
新発20年債利回りが1.475%に上昇、2014年5月以来の高水準 (1)
イングランド銀行(英中央銀行)は政策金利を先週据え置いたが、短期金融市場はこれ以降で初めて同中銀の0.25ポイント利上げを完全に織り込んだ。来年の金融緩和観測は後退させ、現在5.25%の政策金利が来年中に5%に低下することをもはや完全には見込んでいない。
英国債は最近アウトパフォームしていたため、激しく売られているという面もある。月初来の利回り上昇幅は英10年債が20bp足らずだが、ドイツ債と米国債は50bp前後に上る。
ジュピター・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、マーク・ナッシュ氏は「米国債や欧州国債に追い付こうとする動きだ」と英国債の下落を説明。「原油価格は上昇している。英国は外国から大規模に借り入れを行っており、資金状況は厳しくなる。利回りは上がらざるを得ない」と語った。
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