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米中古住宅販売成約指数、2020年以来の低水準－金利上昇が圧迫
概要：８月の米中古住宅販売成約指数（季節調整済み）は、2020年４月以来の水準に低下した。住宅ローン金利の上昇が影響し、中古住宅市場が減速している兆候が示された。
８月の中古住宅販売成約指数は前月比7.1％低下の71.8
市場回復には在庫増加と金利低下が不可欠－ＮＡＲのユン氏
出所：ＮＡＲ
全米不動産業者協会（ＮＡＲ）のチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「一部の住宅購入希望者はいったん立ち止まり、自分たちの期待値を再調整している」と指摘。「住宅市場の回復には、住宅在庫の増加と金利低下が不可欠であることは明白だ」と述べた。
販売成約指数は前年同月比（季節調整前）では19％近く低下した。
高水準の住宅ローン金利が引き続き需要の重しとなっている。米30年物固定住宅ローン金利は先週、2000年以来の高水準に達した。加えて、高い価格や在庫不足も影響し、住宅市場は極めて手の届きにくい状況となっている。
米30年物住宅ローン金利が7.41％に上昇、2000年来の高水準－需要圧迫
通常は販売が成約してから１、２カ月後に取引が完了するため、中古住宅販売成約指数は中古住宅販売の先行指標とみられている。
地域別では４地域全てで指数が低下。南部は2010年以来の低水準、西部はデータを取り始めた2001年以降で最も低い水準となった。
統計の詳細は表をご覧ください。
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