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ドイツ経済は今年0.6％縮小へ、来年はプラス成長回復－５大経済研
概要：ドイツ経済は通年でのマイナス成長に新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）以降で初めて向かっている。同国の５大経済研究所が新たな予測で示した。ただ、来年は消費が戻り、回復を後押しするはずだと見積もっている。
ドイツ経済は通年でのマイナス成長に新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）以降で初めて向かっている。同国の５大経済研究所が新たな予測で示した。ただ、来年は消費が戻り、回復を後押しするはずだと見積もっている。
この予測によると、ドイツの今年の国内総生産（ＧＤＰ）は前年比で0.6％縮小する。国際通貨基金（ＩＭＦ）や欧州委員会よりも悲観的な見通しだ。来年は賃金上昇やエネルギー価格の下落、供給障害の緩和が追い風となり、1.3％のプラス成長を回復すると５大経済研究所は予想した。
４月の時点で、５大経済研究所は今年の成長率をプラス0.3％と予測していた。今回の下方修正は、鉱工業の企業支出や個人の消費が「予想していたよりも緩やかな回復」にとどまっていることが主因だと、ハレ経済研究所（ＩＷＨ）のオリバー・ホルテメラー副所長が28日の発表文で説明した。
５大経済研究所によると、ドイツのＧＤＰは７－９月（第３四半期）も0.4％縮小するが、10－12月（第４四半期）は0.2％拡大し、再度のリセッション入りは免れる。景気の弱さは労働市場にも及びつつあるが、年内の失業率上昇は緩やかにとどまり、来年には小幅な改善が見込まれるという。
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